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2025年5月12日

令和7年春の叙勲において、当社創業者 冨田 洋が「旭日単光章」を受章

 当社の創業者 冨田 洋が、この度令和7年春の叙勲において「旭日単光章」を受章することが決定しましたのでお知らせいたします。旭日単光章は、国家または公共に対し功労があり、社会のさまざまな分野で顕著な功績を上げた人物を表彰するものです。伝達式は5月28日に行われます。

 

 冨田 洋は当社代表取締役社長(現会長)として長年に亘り「人々の命と暮らしを守る」という企業理念に基づく経営を推進してまいりました。世界初の地下3次元可視化技術「スケルカ」をはじめとする革新的技術を実用化し、地中に潜む危険やインフラの脆弱箇所を迅速に特定し、減災対策に資する情報を提供してきました。また、信頼される「インフラの内科医」を目指し、災害や事故などの緊急時に即応出来る全国のネットワークを築きました。今回、全世界で激甚化する自然災害と地下インフラの老朽化に伴う事故を、国内外で大きく減災した功績が評価されました。

 

【冨田 洋 受章コメント】

 社会的問題である道路陥没事故を未然に防ぐ世界初の陥没予防サービスを実用化し、これまでに16万箇所以上の空洞を発見し減災しています。1992年国連からこの技術を応用した対人地雷除去活動への協力を要請され、1998年にはNGO「JAHDS(人道目的の地雷除去支援の会)」を創設しました。地雷除去NGOの後方支援から現地の「文化と経済再生」の目的で自らが地雷除去チームを育成し、タイ・カンボジア国境にある遺跡周辺の地雷除去に成功しました。2006年には現地NGOを立ち上げ、活動を継承し、その後2009年に遺跡は世界遺産登録されました。

 さらに、埋設物の位置情報の不正確さから、世界中で埋設物の破損事故が多発している社会的問題の解決を目指し、正確な埋設物情報を把握する「DUOMAP(地上・地下3次元可視化技術)」と「ちかデジ」を考案・実用化し、無電柱化の推進や国防施設の強靭化などの活動にも取り組んでいます。

 「貢献心は人間の本能」という考え方を動機付けとして、公共への貢献を第一に考えながら、利益も追及するというパブリック・ベネフィット・コーポレーションを目指した社員一同による活動が評価されたことを心から嬉しく思います。この栄誉を機に、より一層精進して国内外の減災活動に励んでまいる所存です。

 
 

 最後になりましたが、今回の受章は、冨田および当社の取り組みにご理解とご支援を賜ったすべての関係者の皆様のお力添えがあってのことと深く感謝申し上げます。今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 

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令和7年春の叙勲において当社創業者 冨田洋が「旭日単光章」を受章