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2017年11月28日

2017年11月28日 「東京医科歯科大学歯学部」

東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科「社会保障Ⅰ講座」のゲスト講師として、社長の冨田洋が特別講義を行いました。


当社の「スケルカ技術」や「地上・地下インフラ3Dマップ」などの最先端技術の紹介や「本能としての貢献心」「心のレジリエンス力」「技術者としての倫理観」、自然災害大国の日本における『貢献工学・減災学』の必要性・重要性について講義を行いました。


“人の命と暮らしを守る”当社の企業理念と事業活動は、“人々の健康で幸せな生活をサポートする”口腔保健の専門家として歯科衛生士を目指す学生の皆さんにとって、少なからず共感することがあったようです。医療従事者としての将来の姿を考えるきっかけとなったのではないでしょうか。


学生の皆さんからいただいた主な感想や意見(抜粋)

・私は、高校生の時、進路や勉強、家族関係などで悩むことが多く、マイナス思考になりがちで、そのたびにある一人の先生から前向きな言葉をかけてくれたり、前向きな姿勢を教えてもらった。今、この大学に進学できたのも「歯科衛生士として人々の力になりたい」と思い続けていた私を最後まで背中を押してくれたその先生のおかげだった。だからこそ、いつも前向きな考えをもつ存在に救われてきた私にとって、今日の講義は本当に充実したものだった。

・脳に悪い習慣ということで、毎日コツコツやることが悪い習慣というのは目からウロコでした。興味がないことを避けるのをやめるということは、私も最近意識しています。全く自分と関係のないようなジャンルの方々のお話を聞くことで視野が広がり自分の将来の選択肢が増えたりしましまた。また、ジオ・サーチの方々の貢献精神も見習うべき姿勢だと思いました。ありがとうございました。

・私は以前違う大学に通っていました。高校生の時、東京医科歯科大学で学び歯科衛生士になりたいという気持ちと大学生になりたいという気持ちがぶつかり歯科衛生とは全く関係のない学部のある高校の付属の大学に入学しました。
2年通った結果、歯科衛生士になりたいという思いを忘れることができずにいた自分に気づき、1年の受験勉強を経て今TMDUで学んでいます。冨田さんのおっしゃっていた通り、2年前の決断は「やってやるぞ」「今の私ならやれる」という強い冒険心のようなものがあったからできたものだと思います。1年生では、歯科衛生の専門的な学問はまだまだありません。なので、具体的な将来性や夢を描けず、少し怠隋な生活を送っている気もします。この時間は今回の授業で強くおっしゃっていた「仲間づくり」に多くの時間をあてたいと思います。学びだけの学生生活ではなく、もっと幅広く交友関係を築いていけるようにしたいです。
自分の弱さと向き合うとはどういうことなのかまだわかりませんが、今回の授業でより信頼のおける仲間の存在の大切さを学ぶことができました。医療者として多くの人々の助けになれる人間になろうと思います。

・自分が師匠にしたいと思う方には、積極的に手紙を送るなどして接触をはかるようにしていたということを聞いて、私も憧れている歯科衛生士の先輩がいるのでその方には積極的に手紙を送るなどの行動を起こして、接触をはかるようにし、自らを成長させ、世界を広げていきたいと思いました。
また、今回の講義の中で特に印象に残った話は、何か行き詰り、前に進めなくなりそうになった時には、それを一度「凍結させる」ということでした。私は、今まで一度行き詰ると、そこで立ち止まって思い悩んでしまいどんどんマイナスの方へ進んでいってしまっていたので、これからは一度凍結させて、時間が経ってから解凍されるという、先生のやり方を参考にしたいと思いました。

・いちばん印象に残った言葉は「120%で生きてれば成長しつづけるけど、80%で生きていると人は守りに入ってしまう」という言葉だ。今、自分は少し伸び悩んでいることがあったが、それは全力を出しきれてないからではないのかと感じた。これからは、120%出して、自分の苦手なことにも挑戦していこうと思った。
個人的に今までの先生方のお話でいちばんおもしろかったし、いちばん興味深く、心に残った授業だと感じた。先生のお話を聞けて本当によかったと心から思った。

・私はダンスをやっています。大学だけでなく外部のイベントに参加しているのですが、本当に最初は全員知らない人だらけで不安でいっぱいだっし、練習にいくのも嫌だと感じることもあったけれど、話してみたら案外優しかったり、実は知り合いの知り合いだったり、新しいことに挑戦するのってすごく気合いがいるけれど、新しいことに挑戦することに慣れて、もっといろいろなことをして、知り合いも自分の経験値も増やしたいです。
あのガンダムみたいな車で道路を走るだけで、空洞を見つけられるなんてすごいと思う。

・道路の空洞についてそれが災害時に交通ネットワークに大きく影響し、さらに2次的な被害が出るのだということが分かりました。人々が安心して安全に暮らすために冨田さんのお仕事はとても重要なのだと思いました。
また、道路の空洞についての技術を地雷除去にも役立て、単なる奉仕ではなく住民の皆さんの生活や経済を立て直すということにつなげたとのことで、印象に残りました。
さらに、人との助け合いや好奇心を持つこと、人の役にたつことなどの重要性を改めて学びました。
今もまだまだたくさんの夢があるとのことで、無電柱化、地下インフラ3Dマップなど、どんどん新たな社会に貢献できるような仕事に精力的に取り組む姿をとてもすごいと思います。

・「見えるようにする」、「見逃さない」ということは、私たち歯科医療従事者も非常に重要なことだと思いました。まず「見えるようにする」ということは、人からの信頼を得ると同時に安心感を与えることができ、また、「見逃さない」ということは、危険を未然に防ぎ、人々の安全を守ることになると思いました。
最近ではインチキな治療をする歯科医院も多いのですが、そうならないように生きたいです。

・2間目では、災害についてのお話がありました。
福岡駅で起きた道路陥没は、衝撃的で記憶に残るものでした。東京であれだけ多くの空洞が発見されたことは、驚きと同時に不安も感じました。他人事のように考えていてはダメだと思いました。また、3Dマップには驚きました。災害の復旧や予防に役立つ、これからかかせないものになるだろうと思いました。
私は将来、歯科衛生士になりたいのですが、それだけが道ではなく他の道もあると知り、大学やバイト、サークルで得られる経験を大切に、視野を広く持っていようと思いました。  また、「人や社会のためになることをする」というのは医療の仕事の理念でもあると思います。自分が生活するために働くというよりは人や社会に貢献するという姿勢で働くことが理想だと感じました。

・トンネルの空洞調査から地雷除去、道路の空洞調査と常に進歩を求めつづけてきたことや、人のため人の命のためと強い意志で進んでこられていたからなのだろうなと思いました。全力で人のために目的をもって質を高めていくというのは、技術者も医療者も変わらないのでは、ないかと思い、常に意識して生きていきたいと思います。

以 上