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2006年11月16日

ジオ・サーチの得意技でNGOを支援しました


1992年、「ジオ・サーチの技術・オペレーションノウハウを地雷除去に役立ててもらいたい」という初代国連地雷除去責任者の要請を受けて、ジオ・サーチは企業の社会的責任(CSR)として、ボランティア支援を15年にわたり実施しました。 地雷探知機「マイン・アイ」の開発に引き続き、1998年には有力企業・個人も参加したNGO「人道目的の地雷除去支援の会(JAHDS)」創設の中心的役割を果たすとともに、カンボジア・タイでの地雷除去プロジェクトを支援してまいりました。


2006年9月、タイ国の遺跡「カオ・プラ・ヴィーハン」地域での地雷除去事業「ピース・ロード・プロジェクト」を完了して、JAHDSはその使命を終え、2006年11月に解散しました。 一連の活動は、日本企業が協働して国際的な社会貢献活動を展開した事例、現地組織と協働してグローバルな社会問題解決に取り組んだ事例として各界から注目を集めました。 JAHDSの活動の全容については冊子「JAHDSの軌跡 ピース・ロードよ 永遠に」にとりまとめられています。JAHDSの解散と時を同じくして、タイ国の篤志家が新しい財団「ピース・ロード・オーガニゼーション(PRO)」を設立しました。 JAHDSの理念、JAHDSがタイ国で育成したスタッフ、使用した機材を引き継ぎ、カオ・プラ・ヴィーハン地域で地雷除去活動を継続しています。