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慶應義塾大学貢献工学講座

慶應義塾大学貢献工学講座2016年度 第2回講義が開催されました

10月12日に開催した慶應義塾大学理工学部「貢献工学」の講義では、「ベンチャーの母」として知られる、ダイヤル・サービス株式会社の創業者で代表取締役社長の今野由梨様に講師をお願いしました。

幼少期の終戦時に九死に一生を得た激烈な体験や男女差別の激しい時代における東京の大学への進学、就職難などの幾多の困難を乗り越え、新しい時代の変化の中で新しいケアが必要ではないか?誰でもサポートが得られる社会を創らなければならない!との強い思いから、女性ベンチャーの草分けとして1969年にダイヤル・サービス株式会社を立ち上げ、日本初の電話相談「 赤ちゃん110番」を開設されました。

「浮き沈みはあるものの、世のため人のために生き続けてこそベンチャー」「ベンチャーや中小企業を育てなければ、この国の明日は無い」「学生の皆さんには、計り知れない未知なるエネルギー、宝物が眠っています。自分を育てるのは自分しかいません。」と、参加した学生の皆さんに熱いエールを送っていただきました。

学生の皆さんからいただいた主な感想や意見(抜粋)

・女性の悩みを電話で聞くと言うのは、悩みを持つ女性に対しても貢献でき、また、女性の立場改善を大衆に訴えるという点で社会に対する貢献も大きく、歴史的転換点とも言えると思った。当時は、電話で悩みを聞くという一対一のコミュニケーションの仕事は存在していなかったが、社会的問題や社会的要求が仕事に結びつくというのは理想的な企業のあり方だと思った。仕事というのは、お金儲けだけではなく、人々から必要とされることを見つけ、行い、人々から必要とされる人間になり、その応援として人々から対価としてお金をもらい、活動範囲を広げていくことだと考える。

・今野さんが仰った「今の20代と昔の20代は意味が違う」というのがとても印象的でした。今の20代の方がおそらく物質的には恵まれているけれど、その分失ったものも大きいなと感じました。はい上がる気持ちというかハングリー精神というのが昔の20代にはあったのだと思う。今の20代は昔の彼らのようになるのは難しいと思うけれども、少しでも近づけるように意識をもって行動し、考えなければならないと思いました。

・“泳ぎもせず、漕ぎもせず、一生を終えるな”という言葉を最後に仰っていましたが、本当にその通りだなと思いました。私は、社会の役に立つために、今は大学で勉強をして自分で自分のことを育てたいと思います。そして、社会に出てからは、自分に出来る社会への貢献の形を考え行動に移し、困難にぶち当たっても、必死にもがいていきたいと思います。

・心に残った言葉は、「人間は変わる事のできる生き物である」ということである。人間は一見、今の自分には成し遂げることができないことに対して、諦めてしまいがちである。しかし、自分では忘れがちな事であるが、確かに私達は「前の自分から見たら、絶対にできないと思う」技術や力を身に着けて成長してきたのである。将来、どのような進路に進むかということを考える際にも、今の自分には絶対に出来ないと思う事を排除してしまわずに、自分の心の信念に従って、進路を決めたいとこの講演を聞いて思った。

・ベンチャー企業についてあまり知識の無い自分だったので、話を聞くまでは少し不安だった。あまり良いイメージを持っていなく、ゼロのところからコツコツと作り上げ、上手くいっている時は伸び、上手くいかない時は、直ぐに消えてしまうと言うネガティブなイメージでした。しかし、今野さんの講演で、そのイメージが消え誰でも情熱と決意があれば、成し得ることだとイメージが変わりました。

以 上